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ニジェールよりマタランゴ
ニジェールから便りが届きました。
さて、どんな国?というよりもまずはどこにあるのか、からかも。
不定期に更新されますので、興味のあるかたは時々
チェックしてください。
メールは当社宛お送り頂ければ、筆者に責任持って転送致します。
え?筆者は誰かって?あのPanamericarismoの作者です。
そちらもあわせてご覧下さい。世界をまたにかける女性です。
第2通目 「さそり!」
皆さん、さそりって見たことありますか?さそりってどんなイメージなんでしょう?砂漠にいる猛毒の動物。人を何分かでしに至らしめるもの。などなど、恐ろしげですよね。
ニジェールには、さそりが結構います。草むら、わらの下に。そう言えば、パナマにもいました。でもなんやかんや、今まで、運良く刺されたこと無かったんですよね。
この間、草むらを一人でワサワサ歩いていると、足首のあたりがチカッとしました。蟻かなと思っているとそれらしいものが、ごそごそ、さらに上に上がり、ふくらはぎのあたりがもう一度チカッとしました。それは、はちに刺されたときの何十倍も痛く、ずくずく疼くのです。それらしきものは、まだ、私のズボンの中にいます。周りに人がいないのをいいことに、私はズボンを脱ぎ、
とっさに、振ってみました。すると、中から、白っぽいさそりが、1匹、7,8センチでしょうか?出てきたのです。
さそりの猛毒、と言うことが頭にあった私は、やばいと思い、足を引きずりながら、近くで農作業をしていた、村人のところに走りました。村人は、ガソリンで、傷口を洗ってくれ、(これは、衛生上大丈夫なのか?
なんで水で無いのか?)、傷口に、草のもんだのをつけてくれました。私は、村人に、「これで人が死んだりすることは無いのか?」と尋ねましたが、村人は、「大丈夫、ニジェールのさそりはそんなに強くないから。」とのことでした。多少は、安心したのですが、あんまり信用できません。だって、あのギリシャの英雄オリオンでさえ、さそりの猛毒で死んじゃったんですもの。
家に帰り、消毒、薬を塗りなおしましたが、ずくずくする痛みは消えず、その痛みの範囲が大きくなっていくような気がしました。村人に相談すると、なんとなく、現地の医者のところに連れていってくれそうな様子。オーケー、それなら言ってみようと言ってみると、それは、ちょっとした町医者とは程遠い、村のまじない師のところ。まじない師は、おじいちゃんでしたが、「どこが痛い?」と聞き、「ここ。」と指を指すと、そこをさすりながら、アラビア語で呪文を唱えて、多分、「よーくなれ、よくなれー。」みたいなことを繰り返し、それが終わると、息(つば)を三回吹きかけ、それの繰り返しを、10分ぐらい。そして、また、「よくなったか?」と聞かれ、「まだ痛い。」と答えると、「よーくなれ。よくなれ。」の繰り返し。何度も何度も繰り返してもらいました。そのうち、これはいつまで続くんだろう?このまま、まだいたむと言いつづければ、彼は、永遠に、痛くないと言うまで、祈りつづけてくれるだろうと思い始めました。それは困ると言うことで、最後にはさすがに、「もう治った。」とうそをつき、御礼をして、帰りました。
さそりの毒と言うのは、その晩は、ずきずきいたんで、どうなるのだろうと思ったけれど、一晩経ったら、ぜんぜんどうでもなくて・・・。そのまじないが利いたのかも。とにかく、このまじない師、あなどっては、いけない、と心の中で深く反省した私です。
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第1通目 「ニジェールよりマタランゴ!」
こんにちは。お久しぶりです。ニジェールという国にしばらく住むことになりました。
これからは、ここの情報を主観的に皆さんに提供できればと思っています。
ところで皆さんは、ニジェールという国について何か聞いたことがあるでしょうか?
それとも、ニジェールという国名を聞いたことがあるでしょうか?私も少し前まで何も知りませんでした。サハラ砂漠の近くにたしかこんな名前の国があったはずだってことぐらいしか。
ニジェールは、西アフリカの大きな国のひとつです。国の大部分は、サハラ砂漠に覆われています。世界銀行のランキングでは、毎年最貧国1位2位を争っています。
「世界で1番貧乏ってどういう感じなのだろう。」私もここにくる前はそのデータを見て、ある程度の餓えと渇きの世界を想像したものです。
でもね、そうなんですよね。ここには、悲惨さなんて無いです。
みんな、日本やほかの国の人のように、日々の生活を楽しく、
元気よく送っています。みんな貧乏と言えば、貧乏ですけど。
「金も無い。仕事も無い。問題も無い。」と、ある政府関係か
何かのポスターに書いてあり、ラップ系の歌手もそのように歌っています。
そのスローガンには恐れ入りました。
人口とか、産業とかは、皆さん興味を持ったら調べてみてください。
今日は、初めてなので、ニジェールの挨拶に着いて書きたいと思います。
ニジェールは、公用語は、一応フランス語になっていますが、
文盲率50%を超えている国に、公用語も何も合ったものじゃありません。
それぞれの部族の言葉を話し、田舎では、フランス語は、ほとんど通じません。
私の住んでるところでは、ザルマ語と言うものを話しています。
ザルマ語の基本的な挨拶は、「マタランゴ。」と言われたら、
「ソメイ。」と返すことから始まります。
これは、「調子はどうだ?」「いいよ。」と言った感じで、いつでも使えます。
しかし、ニジェール人は、気が長いのか、挨拶の言葉は、
それだけでは、終わりません。
「家は、どうだ?」、「健康は、どうだ?」、「家族は、どうだ?」、
「子供はどうだ?」、「仕事は?」、「暑さは?」などなど
立て続けに聞いてきます。
その場合は、「ソメイ。」(いいよ。)と答えつづければ問題は無いでしょう。
たとえ、家族が病気でも、体の調子が悪くても、「ソメイ。」と
答えつづけるのが、普通みたいです。
これについては、ひどく形式的なので、聞くほうと、答えるほうが、
同時にしゃべってもかまわないみたいです。
はっきり行ってお互いに何を行ってるかなんて聞き取らないで、
いいよ、いいよ、と言いつづけるのです。
私は、結婚もしてないし、子供もいない。
そのことは、向こうも知っているはずなのに、
「子供は、どうか?」「いいよ。」で軽く流れるのです。
また、「こんにちは。」「こんばんわ。」系の挨拶もあって、こっちは、
朝昼晩で変わるのではなく、イスラム教のお祈りの時間に
のっとっています。
朝のお祈りと昼の最初のお祈りの間は、この挨拶、みたいな感じで。
5種類もあります。また、「おやすみなさい」とか、「いい午後を。」とか
言った風なものも。挨拶だけで、すごく時間がかかるのです。
田舎に住むと、道行く人全てとこの儀式を済ませなければなりません。
急いでいる時などうっとうしいので、中途半端に切って、
すたすたと歩き去ります。
とりあえず、基本的な、挨拶の言葉を。
マテゴヨウ。(仕事はどうか?)
マテガハム。(体はどうか?)
マテフウ。(家は、どうか?)
マタランカニ。(おはよう)
*最初に、マタ、とか、マテ、が着いたら、「ソメイ」で返せばよい。
「カラトントン!」
(では、また、近いうちに。)
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